嵐山にある天龍寺というと聞いたり行ったりしたことがある方が多いかと思います。今回は天龍寺のお隣、天龍寺の塔頭寺院である「宝厳院」の「獅子吼の庭」へ紅葉の絶景を求め向かいました!めちゃきれいでしたよ〜オススメです!
通常非公開?!秋の特別拝観
宝厳院は通年で公開しているわけではなく、春と秋のみ特別公開される とのこと。今回はたまたま秋の特別拝観に滞在日がかぶることになりました。
期間は、2020年9月19日(土)から12月6日(日)まで。時間は9:00〜17:00です。拝観料は500円でした。これは昼間の開催概要で、特別拝観では庭園のライトアップもあります!
ライトアップ期間は、2020年11月9日(月)から12月6日(日)まで。時間は17:30〜20:30です。拝観料は600円です。
私は時間の関係で昼間に向かいことにしました。 ライトアップも気になりますが、明るい時間帯も紅葉はバッチリきれいですよ!
さっそく拝観!秋の獅子吼の庭を堪能
宝厳院の「獅子吼の庭」(ししくのにわ)は嵐山の景色を借りた借景回遊式庭園で、臨済宗の禅僧、策彦周良(さくげんしゅうりょう)が作庭したそうです。この方は室町時代に遣明船で2度、明に行って日明貿易の末期を直に体験し、『策彦周良記』に残しちゃってる交易史における重要人物だとか。
私は失礼ながらまったく存じ上げませんでした。興味深い偉人さんですね。
獅子吼とは宝厳院のHPによると『仏が説法をする』意味で、庭園内を散策しながら鳥や風、自然の音を聴くことで、人生の心理を感じ、心が癒する庭だそうです。
すでに、落葉も目立っているのですがそれでも苔の上に重なる紅葉の葉は趣深いです。
きれいですね〜
しかし、苔も立派です。ところどころ照明器具が地面にあるので、ライトアップするときに活躍するのでしょう。
奥にある石積みは鯉の滝登りがモチーフの登竜門で、瀧門瀑というそうです。修行のシンボルとか。手前は苦海です。
瀧門瀑の右隣が、三尊石でお釈迦さまを表現
苦海を超えて説法を拝聴しにいく十二支の動物たちを獣石で表している空間です。
ちゃんと意味があるんですね。勉強になります。
紅葉の見頃に合わせて紅葉狩りに行くのは見極めがなかなか難しいですよね。つい枝についている葉に注目しがちですが、枝から離れた葉も良きものです。
ライトアップしている様子も気になりますね!
水のおもてに浮かぶもみじもなかなか乙です。全体的に庭園はコンパクトです。
まとめ 注目の嵐山の紅葉スポット!ぜひ一度訪れるべし
京都にはたくさん紅葉の名所がありますよね。宝厳院は通常非公開ということで、みなさんも機会があればぜひ紅葉を体験していただきたいなと思いました!また、春にも特別拝観があるとのことで、青もみじや潤い豊かな苔も見てみたいと思いました。今回も貴重な体験をすることができました。ありがとうございました!
(訪問時期は2020年11月です。最新の情報をご確認ください)