熱海の高台から海を望むように建てられたMOA美術館。展示もさる事ながら、景色や建物自体も美しく、なんでも映えてしまう気がしました!
- MOA美術館へのアクセス方法 バスの利用がおすすめ!
- 長いエスカレーターの先に光が…「円形ドーム」
- ムア スクエア 絶景の海と荘厳な建物の全景が明らかに!
- 〜国宝3点所蔵〜教科書で見たことのある品が今目の前に!!
- 茶の庭で一服 抹茶と和菓子でひと休み
- 〜まとめ〜
MOA美術館へのアクセス方法 バスの利用がおすすめ!
なんとなくお分かりかもしれませんが、この美術館は斜面に建っています。道すがらもかなりの坂道なので、徒歩ではなくバスやタクシーの利用がおすすめです。
東海バスの https://www.tokaibus.jp/page.jsp?id=8692から「MOAパック」がお得です。入場券と往復バスチケットがセットです。
長いエスカレーターの先に光が…「円形ドーム」
バス停からエントランスを抜けるとひたすらエスカレーターを登ります。感覚としては都営大江戸線六本木駅くらいでしょうか(笑)
エスカレーターの先に光と音楽が伝わってきます。気持ちの落ち着く空間です。
万華鏡の模様が天井に投影され、模様は一期一会。時の流れを光であらわしたような、つい立ち止まってしまう場所でした。
ムア スクエア 絶景の海と荘厳な建物の全景が明らかに!
さすが、斜面に位置していることで天気が良ければ海が一望できます!ここまで登ってきたのかという感じです。
後ろを向くと…
美術館の全景を望むことができます。空の青に建物の壁面がよく映えます。
〜国宝3点所蔵〜教科書で見たことのある品が今目の前に!!
尾形光琳『紅白梅図屏風』、野々村仁清『色絵藤花文茶壺』、『手鑑 翰墨城』これら国宝3点を所蔵し、季節ごとに展示を変えたりしているようです。私は既に2020年2度訪れており、前回と今回で展示が異なり、新鮮な気持ちで楽しめました!



尾形光琳『紅白梅図屏風』
もちろん本物を見るのは初めてでしたが、実際に見るとコンパクトな屏風という印象を受けました。梅の木の質感など間近に感じられ貴重な体験でした。
ガラス越しに見学するのですが、ガラスがすごいんです!ほとんど反射しないんですよね。自分の姿とか余計なものが映り込まないので、ガラスが無い様に見えてしまうんですね。行ったことある方はお分かりいただけるかなと思います。

野々村仁清『色絵藤花文茶壺』
360度、壺を四方から観察できるのでおそらく写真で一面を見るより見えなかった部分が見える気がします。

藤の絵が美しく江戸時代にこんなものがつくり出せるのが凄すぎる!思ったよりたくさん藤花は描かれているんだなと感じました。
2020年10月は葛飾北斎『富嶽三十六景』を企画展示しており、富士山をたくさん見ることができました。


茶の庭で一服 抹茶と和菓子でひと休み
美術館の敷地内には、日本庭園もあります。
「茶室 一白庵」にて、抹茶セット720円をいただきました。東海バスの https://www.tokaibus.jp/page.jsp?id=8692から「MOAパック」を使うと、訪問当時の10月はセットが50円引きになったのでお得でした!
茶室というと、堅苦しいイメージもありますが、テーブル席で座っていれば抹茶と和菓子が出てくるので、気軽に楽しめます。
和菓子は季節によって変わるようです。
〜まとめ〜
建物や展示品、景色に至るまで、すべてをひっくるめて美術館という美しい調和を感じました。
創立者である岡田茂吉氏は、宗教家として有名ですが、最初は画家を目指していたそうです。その後、紆余曲折あって、日本の優れた伝統文化を世界に発信することを目指し、熱海に美術館を建設することになったそうです。岡田氏の願いはMOA美術館として、現在も継承されています。
ひとりのひとの願いが成就し、かたちとして残っていることに感慨深いものを感じ、岡田氏の日本文化に対する思いにひとりの日本人として誇りに思いました。(ちなみに、私自身は信者でもなんでもありません(笑))
屋内施設ということで、雨天時の観光にも適していると思いますが、景観も楽しみたいと考えると晴れてる日に行けるとなお良しといったところでしょうか。
熱海に行ったらぜひ一度、立ち寄っていただきたい場所です!
(訪問時期は2020年10月です。最新の情報をご確認ください。)